ヘッダー画像/素木民家

素木みんか

歪んだ現代の住まいづくり

現代の住まいづくりは、つくり手と住み手側の意識が少々ズレていると思いませんか?日本人の住まいに対する要望は、戦後の復興期から高度成長期・バブルの崩壊、といった時の流れとともに大きく変化しています。それは「広さ重視」から「住まい方重視」へ、「形重視」から「感性重視」へといった変化です。個性や住まい方が多様化した現在、住まいもそれによって多様化しなければならないはずです。

しかし、私たちが個性のある住まいを手に入れようとしても、住宅メーカーの商品は安定した品質やアフターサービスの安心感はあるものの、良くも悪くも平均的な住宅しか手に入れることができません。反対に住み手側は有名人を起用した広告や立派なカタログを見ると、その商品が最高だと思ってしまい、自分たちの個性や暮らし方を無理やりその住宅にはめ込んで、納得しているのではないでしょうか?

えぬえいあい設計室では、木づくりの良さを活かして、もっと住み手の「個性」や「住まい方」を満たすことができないものかと、住まいと在り方をその根底から考え直してみました。現代の住まいづくりに対する挑戦であると感じ取っていただければ幸いです。

素木みんか

 

素木みんか・本当に欲しい家をつくるには。

プロジェクト発足の経緯

最近のハウスメーカーの住まいづくりに疑問を感じた私たちは、これからの住まいづくりの在り方を考えるため、建築家の先生のところで勉強会を開いたり、大学の講義を受講したり、各地の建物も見学いたしました。その中である古い民家を訪れたとき、当時の人々の生活のたいへんさを感じながらも、そこに安らぎや落ち着きを覚え、心の豊かさを感じたのです。

また、そこには昔ながらの住まい方の知恵と工夫が随所にありました。現代の生活はとても便利で快適になったその反面、多くのものを失ってしまったのではないだろうか?住まいづくりの原点がここにあるのでは?風を感じ、光を感じ、木肌のぬくもりを感じ、その中で家族を感じる。時と共に住まいが家族の記憶を刻み付け、その家族らしい風格に育ってゆく。それが古い民家には存在したのです。それを現代の住まいづくりに活かそう。そのような想いから「民家」をキーワードに私たちのプロジェクトはスタートいたしました。

素木みんか

 

素木みんかを考えるためのルール

 

心癒される木の肌触りと大胆な木構造の住空間

 

素材へのこだわり五感仕様

 見る 

素木みんか・見る

構造がデザインとして見えている安心。

壁/柱あらわし集成材真壁仕上げ
  オリジナル構造用断熱パネル
天井/梁あらわし床下地素地仕上げ
屋根/屋根断熱工法

 聞く 

素木みんか・聞く

2階床は三重のしっかり床。

床材/ムクフローリング
遮音材/遮音マット
床下地/床用厚板パネル

 香る 

素木みんか・香る

構材料の調湿・脱臭作用をフル活用。

壁・天井/塗り壁
クローゼット・押入れ/桐パネル

 

 感じる 

素木みんか・感じる

風を、光を、そして家族を感じる空間。

サッシ/アルミサッシペアガラス
階段/ムク螺旋階段
バルコニー/木製、高耐候塗装
気配障子/オリジナル造作

 触れる 

素木みんか・触れる

素足や素手で心地よい内装材。

床材/ムクフローリング
ドア/サクラ白木集成材

 

TEL. 03-6276-4781